カテゴリ:箕面市の不動産売却 / 投稿日付:2023/02/16 16:17
ここからは、一戸建て住宅の固定資産税の計算方法についてご紹介します。
まず、土地に関しての方法です。
土地の場合、「土地の固定資産税評価額×1.4%」を計算することで求められます。
そして、住宅用地として購入される土地に関しては、減税措置があります。
住宅用地1棟分の敷地の土地面積が200㎡を超えない場合は評価額が6分の1になり、超えている部分については3分の1になります。
また、中古住宅を購入するケースに、売主様から土地の固定資産税額の把握できるものをもらえなかった場合でも、土地の坪単価の約7割が固定資産税評価額だと考えることで、おおよその金額は計算できます。
ここからは、築20年一戸建てのケースでの固定資産税の具体例についてご紹介します。
新築分譲価格が5,000万円、延床面積が130㎡、敷地面積が240㎡、価格の建物と土地の割合を4対6と仮定して計算をしていきます。
固定資産税評価額を、実勢価格の約7割と考えると、5,000万円×0.7=3,500万円です。
すると、建物と土地のそれぞれの評価額は、建物が1,400万円、土地が2,100万円と求められます。
敷地面積は240㎡であり、200㎡と40㎡の2つに分けて考える必要があります。
240㎡で評価額が2,100万円であるため、1㎡あたりの評価額は8.75万円です。
200㎡と8.75万円、1/6を全て掛け合わせた価格に1.4%を乗じることで40,833円と求められます。
あるいは、40㎡と8.75万円、1/3を掛け合わせた価格に1.4%をさらに乗じると16,333円と算出することができます。
すると、土地の固定資産税は合計で57,166円になります。
築20年経過後に中古戸建ての場合は、特例の適用はありませんが、もし条件に当てはまっているケースは、劣化した価値を差し引けるでしょう。
築20年のケースでは、経年減価補正率を考えた際、評価額を0.26倍にできるでしょう。
したがって、建物の固定資産税は以下のような計算ができます。
1,400万円と0.26倍、1.4%を掛け合わせて、50,960円と求められます。
そして、土地と建物の固定資産税納税額を合わせると、108,126円です。
今回の記事では、戸建て住宅の固定資産税の計算方法と、具体例について詳しく解説いたしました。
税金は複雑な計算が多くて大変ですよね。
固定資産税の計算方法が気になると思われている方は、本記事を参考にしていただけますと幸いです。
そして、固定資産税に関するご相談も、ぜひ、センチュリー21オオトリーハウスまでお問い合わせ下さい。